婦人警官 制服の為に ―婦人警官開放―
12 融解
「完全にブッ壊れたみたいっすね、真理子ちゃんと優華ちゃん」
真理子と優華の痴態をデジカメに収めながら松永がニヤッと笑った。
「壊れた? 元々ああなんだよ、あの2人は」
ふっと薄く笑った前田がちらっと松永に視線を落した。
「だからブッ壊れたと言うより吹っ切れたんだろ、桜井巡査は……で、それに乗って久保寺巡査も眠っていた本性が表に出たそういう事だ」
「へへっ、あんなに可愛いのに」
にやっともう一つ松永が笑う。前田は一つ頷くと再び2人の方に目をやった。
その視線は優華の赤い淫裂を貪る真理子の顔や真理子のどす黒く使い込まれた淫裂を健気に舐める優華の顔に向かってはいなかった。
(……これほどブーツの似合う脚はない……)
寄せては返す波のように優華に襲う快楽にぴん、と足首を伸ばしてびくんびくんと震えて感じている優華のロングブーツに釘付けになっていた。優華の脚が動く度にブーツの足首やアキレス腱に皺が寄り、薄曇りの陽射しの中で怪しく輝いていた。
それ見ているだけで前田は下半身に熱い物を感じていった。
「はい、前田さん」
その時、しゃがんでデジカメを撮っていた松永が前田にひょいと何かを差し出した。
「そろそろいいんでないっすか? みんな準備OKみたいっすから」
そう言いながら松永はちらっと自分の目の高さにある前田の股間に視線を流した。
「……そうだな……」
前田はちらっと腕時計に目をやると松永が差し出した物、チューブに入ったジェルを手にした。そして片手でその蓋をひねり、栓を緩めた。
しかし、それを一気に開けようとせずにさっと松永や野村、吉田を見た。
「……いや、俺だけじゃなくて全員で2人を喜ばしてやろう。それに、もうそろそろ時間だしな」
「オーダーストップってヤツっすね」
悪戯っぽく松永が笑う。すると前田はジェルの蓋を飛ばすようにして開けると薄く笑って答えた。
「ああ。2人がオーダー聞くのを止めるんじゃなくて、俺達が止めるんだけどな……よし、野村、吉田、やるぞ」
「そ、そうなんだな……お、俺はさっき真理子ちゃんに口でされたから今度はアソコに行くんだな」
「じゃ、俺は真理子ちゃんの口だ! 野村が気持ち良さそうにしてたからな!」
野村と吉田は重なり合う2人にゆっくり歩み寄っていった。
「前田さんは……優華ちゃんのアナルに?」
デジカメのシャッターを新たに押した松永がちらっと前田に視線を向けた。
「ああ……」
「なんでアソコじゃないんで?」
「……他人が出した後にできるか」
「そっか、いつも一番最初にヤッてますもんね……あ、前田さんはアナルは童貞すか?」
「……アホ」
そう言いながら前田と松永の2人も真理子と優華に歩み寄っていった。
「おら、いつまで舐めあってるんだよ!」
「さ、猿のオナニーなんだな」
真理子と優華に歩み寄った野村は優華に覆い被さる真理子の両脇に背後から腕を入れ、力任せに引き離した。
「あっ、優華!」
「せ、先輩……!」
互いが生む快楽にどっぷり溺れていた真理子と優華は互いに手を伸ばしあって惜しそうに無理矢理に引き剥がされた。頭の中が空っぽになる位の快楽をいきなり奪われたのである。惜しそうにするのも無理はない。
「お願い、まだ優華と……」
「充分楽しんだろ! 俺達も婦警さん達を見てたら楽しみたくなったんだ!」
引き離した真理子に吉田がそう言うとズボンからペニスを引き出し、唾液や優華の愛液で濡れたその顔に押し付けた。
「……ほら、フェラ、上手いんだよな! 野村や優華ちゃんだけじゃなくて俺にもしてくれよ!」
「あ……ああ……」
真理子は戸惑ったような顔で吉田を見上げた。初めて会った時に睨み付けた凛として厳しい表情はもう跡形もない。
婦警を征服している。
その顔に吉田はそんな満足感が生まれた。そして勝ち誇ったような顔を見せるとそっと腰を曲げて座り込む真理子に顔を近付けた。
「ヤッてくれたらまた優華ちゃんと遊ばせてやるぞ! ほら! 舐めろよ!」
「…………」
真理子は拒もうとせず、こくっと顔を一度縦に振るとそっと目を閉じた。そして、半開きの口を大きく開くと固くなった吉田のペニスを濡れた口に入れた。
同時に右の親指と人差し指で円を作りそれでペニスをゆっくりと扱きもしだした。
ペニスの先端をゆっくりと、愛しそうに丹念に舐め回し、同時に根本にも刺激を与える。
「うっ、そんなテク……本当は真理子ちゃん婦警さんじゃなくて風俗嬢なんじゃないのか!」
思わず吉田の顔が歪む。その甘美な刺激にあっという間に先端から粘着質の分泌液が滲み出す。真理子はそれを口の中で一舐めに舐め取るとなぜか嫌がったり悲しそうな顔をせず、目元に僅かに笑みを見せた。
ぴちゅ、くちゅ……
アイスキャンデーを舐めるように、美味しそうに舐める真理子。それを見下ろす吉田はだらしなく顔を緩めていた。
ちゅっ。
真理子が不意に口からペニスを抜く。そして根本を扱いていた指で作った輪をカリまで滑らせるとゆっくりそこを扱き始めた。さらにそれと同時にペニスの裏側を筋に沿って舐め始めた。
「おい、野村の時よりサービスいいんじゃないか……!」
溜息と共に吉田の声がこぼれる。その時、
「よ、吉田ばかりずるいんだな。こ、腰をちょっと浮かすんだな」
少し嫉妬したのか邪魔するように野村が真理子の背後に足を伸ばしたままで広げて座った。無論、ズボンからはいきり立つペニスが出ている。
野村は彼女を両手で背後から抱え込むようにして少し持ち上げるとその下に自分の空を向くペニスを滑り込ませ、そこに真理子の秘所が来るようにゆっくりと降ろした。
「あああっ!」
すぽっと音もなく容易に真理子の秘所は野村のペニスを受け入れた。その瞬間、吉田のペニスを舐めるのを忘れその口から歓声が飛んだ。
「休むな!」
「や、休ませないんだな」
野村は彼女を上下に動かし始めた。肌蹴た制服からこぼれる乳房がゆさゆさと上下に揺れる。
ちゅく、ぐちゅ……
「あん! あん!」
突き上げられる度に下半身から突き上げられる快感に真理子は声を上げた。
「休むなって言ってるだろ!」
そんな真理子の口に吉田が自分のペニスをねじ込んだ。
「んっ! んああ!」
固く熱い物が口と秘所、上半身と下半身にねじ込まれる。しかし真理子は痛みを感じる事はない。
上下に体を揺らされながら吉田のペニスをつかみ、舐め、しゃぶる。
真理子の顔は弛緩しきって嬉しそうにそれらを受け入れているように見えた。
「……ヤリマンは違うっすね」
その様子を松永がにやにや笑いながら見ていた。傍らには呆然と座り、ぽかんと口を開けてそれを凝視する優華。
そんな彼女に前田が歩み寄り、あみだ被りになっていた制帽をきちんと被せなおした。
「負けちゃいけない、久保寺巡査。こっちが若いんだし……ほら、四つん這いになるんだ!」
「あっ」
前田に抱え込まれ、優華はその手をコンクリートの床につけ両膝もつけた。その動きでスカートが降り、彼女の下半身を一旦覆った。
だがすぐに前田は背後に回り込むとそれを捲りなおし、真理子にすっかり舐め回されて一見奇麗になった秘所を再び露にさせた。
「へえ、桜井巡査、奇麗に舐め回したなあ……まるで犬がメシ食った後の皿だな」
前田がその優華の秘所を見て感心していると、
「顔を上げろ!」
優華の顔の方に回っている松永が声を上げた。松永は優華の俯いていた顔をくいっと顎を持って上げさせた。その目の前には弓なりにそそり立つペニスがあった。
すると一瞬、優華はそれから顔を背けた。
「もうそんなウブじゃねえっしょ! ほら口を開けろ! 真理子ちゃんみたいに!」
真理子。それを聞いた優華は顔を背けたままではっと口を開けた、その時、
「ひゃあっ!」
不意に自分の肛門辺りに冷たい物を感じ、甲高い声を上げた。背後に回った前田がジェルをつけたのだ。
「そうだ!」
「あむぅ! んんん!」
その開いた口に間髪入れず松永がペニスを押しこんだ。優華の顔が嫌悪に歪む。
だが、松永の下半身に覆われた視界の片隅に真理子の姿が入るとその顔から嫌悪が僅かに薄らいだ。
「んっ! んっ! んっ!」
「いいぞっ、真理子ちゃん!」
「どんどん濡れてくるんだな……松永さんや優華ちゃんだけじゃまだ足りてないんだな」
感じるまま、思うままに獣を受け入れる先輩真理子。その様子を見ると不思議に優華の心からセックスや男への嫌悪や恐怖が消えて行く。
それに呼応するように優華の肛門に冷たさと同時に肛門の周りを蠢くように僅かな温もりと感触が伝わった。
その感触は前田が肛門にジェルを塗りたくっている物だとはすぐにわかった。
「………………」
肛門を犯される。それなのに優華は悲鳴も上げず、涙も一滴もこぼれはしなかった。
初めて松永に肛門を犯された時はこれ以上なく、叫び、泣いたと言うのに。
「ほら、口に入れてるだけじゃダメだろ? 舐めるんだよ!」
ぽん、と優華の制帽のてっぺんを松永が軽く叩いた。優華はこくっと咥えたままで頷くと口の中に入ったペニスの裏側をその舌でゆっくりと舐めだした。
「そうそう……やっぱりテクのある真理子ちゃんもいいけど、このぎこちなくて素人な優華ちゃんの方が俺はいい……ちょっと、吸ってみ」
松永は余裕のある笑みを見せて紺色の制帽をゆっくりと撫でた。
優華は目を閉じ、言われた通りにちゅちゅっとペニスを吸うと優しく包み込むように唇をもごもご動かし、丁寧に舌を動かした。
「うおっ、いいぜ……やっぱり真理子ちゃんの後輩だけあるなあ」
自分に先輩みたいなテクニックはないけど、優しさだけはあるの。
まるでそう言っているような丁寧なフェラチオだった。
無論、本人はそう言うつもりはなく、言われるままにただしている内にそうなっているのだが。
一方、肛門に指でジェルを塗りたくる前田はひくっ、ひくっと動く肛門を見てほくそえんでいた。
「……まるで誘っているみたいだな……フェラチオと先輩の様子にどうしようもなくなっているのか……」
ふと、秘所の方を見てみる。真っ赤に熟れ、無毛のそこはまたきらきらとうっすら光っていた。また濡れているようである。
「…………」
ずぷ。
「んっ!」
突然前田が中指を肛門に入れた。びくっと優華の体が震える。すると彼女の秘所から愛液があふれ、内腿を伝って床にこぼれた。
「肛門も気持ちいいって思ってるのか……ま、浣腸でウンコ出した時、気持ち良さそうに俺達に見せ付けてたからなあ」
肛門に入った中指を柔らかな内壁が包み込む。熱いほどの腸温と締めつけに思わず前田の表情が緩む。
「なるほど……松永がハマる訳だ……そこらの女のマンコより締めつけやがる……」
少し指を上下に蠢かせる。
「んっ! んんっ!」
フェラチオをしながら優華はその動きに呼応するように軽く首を振った。歯を食いしばって襲い来る快感に対応出来ないせいか、今までヤラれて来た時以上に敏感に、そして大きく反応しているようである。
ぬぽ。
ジェルが肛門から引き抜いた指に音を立てさせる。前田はにやついた顔のまま、ズボンから最大値までに膨れたペニスを出した。
「入れるぞ、久保寺巡査。お尻を突き出して!」
前田は両手で彼女の腰を掴むとぐいっと自分の方にそれを突き出させた。そして、
ずぷ、ずずずずずず!
「んんんんんんんんん!!!」
何の余裕も与えず、躊躇なく肛門に固く熱い棒状の物が入れられた。ジェルのせいか一気に押しこまれ、肛門を無理矢理に全開にされてもさほど痛みは感じなかった。
肛門から体内にペニスが入れられると同時、優華はくぐもった歓声を上げて一気に顔を高潮させると、それに呼応させるように肛門がきゅっと前田のペニスを閉め付けた。
「うっ、これは……!」
これまで感じた事のない締めつけ。それと同時にペニスを包む内壁。性器にはない、前田にとって新鮮な感覚がペニスから全身に走った。
前田はゆっくりと、ジェルの滑りを生かして腰を前後に動かしだした。
ぬぷ、ぬぷ、ぬぷ……
ジェルが愛液とは違った独特の感触と音を立てて前田のペニスを優華の肛門に擦り付けさせた。
「んん! んん! んん!」
排便時にいつも感じる排泄の快感と逆に押しこまれる違和感。優華は等間隔にやって来るペニスが押しこまれる違和感に軽く震え、篭った声を上げた。ついさっき、自分の秘所で同じようにピストン運動をされた時とは全く違った感触。
頭の中の脳幹に直接揺さ振りを掛けるような衝撃と感触。優華はそれに嫌悪を感じる事はなくただくぐもった声を上げ続けた。
一方、前田も新しい快感に顔が弛緩し、きゅっと優華の脇腹を強く掴んでいた。
「……いい……いいぞ……」
前田が徐々に腰の動きを速く、そして深くさせて行く。優華の肛門から前田のペニスが出し入れされる度に優華のヒップと前田の下半身がぶつかる。
「んっ! あ……んんん!」
松永のペニスを咥え、舐めながら肛門からの違和感に声を上げる優華。
華奢な体に男2人のペニスが体内に差し込まれ優華は全身でそれを受け止めていた。
「へへっ、いいぜ優華ちゃん」
松永にはペニスを口から出さずにずっと咥える優華が健気に思えて来た。
しかし、この健気と言う思いはどちらかと言えば芸に挑む子犬を見る時のような、明かに愛情を持って見下した目で見た思いだった。
松永はぐしぐしと動く優華の制帽にそっと手を掛け、ひょいと僅かにあみだ被りのようにさせた。制帽のひさしが上がり、優華の目が松永の眼下に現われた。
「……こんな可愛くて素直な女、婦警にはもったいないなあ……前田さんが気にいる訳だぜ……」
ちらっと松永は優華のヒップにへばり付く前田を見た。
「うっ……ん……」
きゅうきゅうと締める優華の肛門を充分に堪能しているようである。時には顔が緩み、時には下唇を噛み、息も少し荒くさせて腰を振っていた。
その様子は初めてのセックスをする男のような、力の入った様子と初めての感触に戸惑いにもにた快感を感じているように見えた。
松永は自身のペニスから伝わる快感に同じく顔を緩めながらデジカメを構え、ペニスを咥える優華を見下ろすアングルで撮った。
ちゅぱぴちゃちゅぱ……
ぬぷぬぷ、ぺちぺち……
優華の体の上と下からこぼれる淫音。
「んっ! んっ! んっ!」
そしてくぐもった優華の声。男2人にレイプされていると言うのに妙に静かな空間が3人を包んでいた。一方、
「んんっ! んあっ! いい! あっ!」
同じように上下同時に攻められる真理子。しかし、真理子は優華のようにただひたすら男の肉棒を咥えるだけでなく、口からそれを抜いて裏筋を舐めたり陰嚢をしゃぶったりとまるで何かに急かされてもいるかのように吉田の性器を口と手でいじっていた。
その為に彼女の口がフリーになる時があり、その時に野村が彼女を動かすとその口から嬌声が飛んだ。
「じ、自分から動いているんだな……」
始めは野村が真理子の腰を上下に動かしていた。しかし、いつしか彼女は足をたたんでヒップを床につけるようにして座り、膝の屈伸を利用して自分か上下に動き出していた。
さすがの野村もこの真理子の積極さ、あるいは快楽を求める貪欲さに驚いていた。しかし、彼女が自ら動く事で自分も気持ちよくなるのだから別に止めさせようとはしなかった。
「うはっ、いいぞ……真理子ちゃん……」
一方で舐められ、吸われ、扱かれ、咥えられて攻められている吉田は顔がゆでだこのように真っ赤に高潮していた。
真理子のテクニックに一度出したにも関わらずまた爆発寸前。そんな様子だった。
「はあっ! んんっ! いっ、あああああっ!」
真理子も自分から動かす腰の速さが速くなって行った。野村の大きなペニスをぱっくり咥える淫裂からは歓喜の愛液と下り物がだらだらと漏れ、彼女の動きを、ペニスの扱きをしやすくしていた。
「ううっ、い、いいんだなあ!」
野村も声が大きくなり、こちらも爆発寸前のようだった。
そして、静かな優華の方も、
「……っつ……そろそろ……」
一瞬、僅かに松永が顔をしかめた。ぴくんと自分のペニスが小さく脈打つ様子を感じたのだ。
じゅるじゅるじゅる……
優華のフェラチオも徐々にねっとりとしていった。肛門を突かれ、あまり体験のない感覚に優華も性的にどんどん興奮を高めていったようだった。
「はあ、はあ、はあ……いっ、行くぞ……」
ちらっと前田を見てみる。前田も普段は冷静なその顔が高潮し、息が上がっていた。そして淡々と話すその声も大きく、言葉の回転も速くなっていた。
男4人と女2人、いや、婦人警察官2人の終わりがもう目の前に来ていた。
「う……うあっ……咥えろ、真理子ちゃん!」
「い、いくんだ……あっ」
まずは真理子の方。2人がほぼ同時に口にした言葉をブツッと切った。それとほぼ同時、2人のペニスはそれぞれ真理子の中、あるいは直前ににねじ込んだ真理子の口の中でそれぞれ爆発した。
「んっ!」
野村のペニスからは白濁液がどぷどぷと真理子の子宮の中にばら撒かれ、吉田のペニスからも白濁液が真理子の口の中に飛び散った。
「あふ……ん……ああ」
むせ返るような臭いの精液。口の中と子宮の中にバラ撒かれるのを感じると真理子は溜息にも似た息を一つ吐き、取り敢えず口の中に入って来た精液をごくんと飲み込んだ。
そしてがくっと力尽きたように全身の力を抜くと、固さを僅かに失った吉田のペニスを抜き、倒れ込むようにコンクリートの床の上に横になった。
真理子の淫裂からどろっと白濁液と血液が混ざり合った液体が塊のように洩れ、ヒップを伝っていた。
そして、もう一方、
「んっ! んっ! んっ!」
優華の方も終焉が近くなっていた。
「うっ、イクっ!」
松永がそう言ったその時、不意に彼女の口からペニスを引き抜き、ペニスの先端を優華の顔に向けた。
ピシャッ! シャッ!
「あんっ」
先端が優華に向けられたと同時に彼女の顔へ白濁液がかけられた。最初に発射された分は優華の顔へ、第二弾は制帽にそれぞれ飛び散る。
優華の顔に飛ばされた白濁液は高潮した頬や口元に広く付着し、制帽に飛んだ白濁液は彼女のセミロングの黒髪や制帽の庇に黒いリボン、警察章に散ってそれらを白く汚した。
ねっとりした粘着質の白濁液は重力に導かれて垂れ、制帽のひさしから鼻の辺りに落ちたり、顔から露に鳴った乳房や鎖骨の窪み、肌蹴た紺色の上着に落ちる。
しかし、彼女へのこの白濁液が飛び散るのはこれだけではない。
「うっ、はああっ、イクッ! ああっ!」
前田も爆発寸前だった。前田の腰の振りは速く、荒々しくなっていてまるで何も考えず、夢中で腰を振る童貞男のようだった。
そして、優華の顔や制帽が白く穢れて十数秒後、彼の声が一際大きくなったその時、
ぬぷっ。
なぜかペニスを肛門から引き抜いた。その次の瞬間、
シャッ! ピシャッ!
ペニスの先端から濃く、多量の白濁液が射精され、四つん這いになっていた優華のヒップや太腿、そしてロングブーツにふりかけられた。特にロングブーツに多くかけられ、黒いロングブーツにまるで雪が落ちたように白い水溜りがあちこちにできた。
「はあ……はあ……」
前田は固さを失いつつあるペニスを掴むと精液に濡れるその先端を彼女のブーツに当て、まるで拭うようにそれを擦り付けた。
ペニスの先端からは熱を帯びたロングブーツの皮の温もりが伝わる。
「……はあ……」
その瞬間、前田の顔に全てを果したと言いたげな満足笑みが浮かび、犯罪者のそれとは思えぬ優しい顔になった。
「…………んはあ……」
一方、優華はがくっと肘の力が抜け、うつ伏せの状態で床に倒れ伏した。目からは輝きがなくなり、顔や頭に精液を付着させた優華は糸の切れた操り人形のようにその場に転がり動かなくなった。
ただ口からこぼれる荒らい息だけが彼女の生存証明となっていた。
ピッ
そんな優華や真理子を松永のデジカメのフラッシュが包んだ。