2人で婦警さん


「そうそう。地域の皆様だけじゃなくって仲間内にもいい事してあげなきゃ」

 1人の婦人警官が仁王立ちで腕組みをし、ふふっと笑いながら足元を見下ろしていた。

「…………ん……くす……ん……」
「ん……あ……ひっく……ん……」



 彼女の視線の先からすすり泣いているような声が二つ、重なり合って聞こえて来ていた。
 その声の主は2人の若い婦人警官。着ている紺色の制服、傾きもなく被られた制帽はもちろん、その顔立ち、髪型、背格好もほとんど同じ。
 違いと言えばほくろの位置が若干変わる程度。完全コピーと言っても遜色のない二人だった。
 彼女達を見下ろす婦人警官がふっ、と笑う。

「地域のアイドル、双子の婦警さん……ずいぶんとちやほやされてて、ちょっとしたアイドル気取りなんでしょ?」

 その2人は双子の姉妹。世にも珍しい双子の婦人警官だった。
 2人は向かい合って座らされていた。両手は後ろ手に手錠を掛けられて拘束されている。きゅっと閉じた瞳からは涙がこぼれて苦しそうな顔を見せていた。
 彼女達を見下ろしている婦人警官がふと、顔をあげた。

「どう? 2人が相手してくれるのって」
「あう……先輩……気持ちいいです……」

 その視線の先には若い男性の警察官がいた。あまり女の子に縁のなさそうな風貌。その風貌が快楽に崩れて満足げに、だらしなく緩んでいる。
 男の股間からは剥き出しになっている彼自身。
 それを双子の婦人警官が制服を着て、制帽を被ったまま2人で舐めていたのだ。
 それが彼女たちの望みからかと言えば。苦しげな顔、瞳からこぼれる涙、ためらいがちな舌の動きを見ればわかる。
 そんな彼女たちの「奉仕」を再び見た婦人警官がふふっと笑う。

「やっぱり、双子だから動き方とか攻め方も同じ?」
「はい……」
「そう。男の夢なんでしょ? 姉妹丼って。それができるなんてウチの署に配属される童貞君は幸せモンねー」

 彼女は薄く笑ったままで歪んだ男の笑みを眺めた。

「っと、妹の方は先っぽを……姉ちゃんの方はそのまま……」

 そっと男が右手側、妹の制帽をすりすりっと撫でながら指示をした。すると妹はぴたっと動きを止めて軽く考えるように一瞬、間を開けると男を舌に絡めたままで動いた。

「……くすん……ひっ…………うう……」

 彼女はすすり泣きながら男の先、カリの部分を口に含ませて真っ赤に熟れた先端を舐め始める。

「ん……んん……」

 その瞬間、彼女の目からさらに大粒の涙がこぼれ出した。妹の涙にそれを見ている婦人警官がふふっと笑った。

「そう言や、あんた結婚するってね? 新しく旦那になる人の為にそうそう、練習しとかないとね。風俗女くらいのテクは持ってなきゃ」

 ははっと見下ろしながら彼女が言う。そして、そっとしゃがみこみ、男の先端を口にして奉仕させられている妹の耳元に口を寄せた。

「結婚しても続けてもらうよ……アンタたちはいつも2人いっしょ。いいや、2人でないと価値ないんだから……これからも明るく元気な双子の婦警さん、男性署員からも大人気の婦警さんとして頑張ってもらうよ」
「…………ぐすっ……んん……」

 口いっぱいに含まれた男自身に妹は肯定も否定の返事もできない。
 そんな妹を見ていた彼女がふっと笑って彼の左側、姉を見た。

「数分しか違わない、って言ってもさすがはお姉ちゃんよね〜物分りがいいし飲み込みも早い」
「……くすっ……んん……」



 男の左手側、姉は男自身の根元から下がる袋を舐めていた。瞳からは妹同様、涙がこぼれているが妹よりもその滴は小さく、頬を濡らす筋も細かった
 2人を見る婦人警官がその間に座り、口角をにっ、と上げて2人に囁いた。

「あんたらは双子って存在しか値がないんだから。でしゃばったマネはしない、できないんだよ。テレビの前でニコニコして署の倉庫で若いモンの相手をする。まあ、それだって童貞の警官なんてナメられるから一端のモンにするってあんたらには過ぎた仕事なのかもしれないがねえ」

 彼女はそう囁くと口角をあげたままでその口を今度は姉の耳元に寄せた。

「童貞から抜け出す為には……口だけで足りないって事は、わかってるよねえ、お姉ちゃん」
「…………」

 姉が男自身を舐めながら小さく頷いた。
 婦人警官はうん、と頷くと妹にも視線を向けた。

「妹ちゃんも旦那を満足させられるテクを身に着けるのよ。仕事で身に着けたテクで旦那を喜ばせるって……なんか売り専の女みたいね」

 はははっと彼女が大きく笑った。

「くすん……くすん……んん……ん……」

 妹は口の中でどんどんと固く、熱くなっていく男自身にさらに涙をこぼし、

「……くすっ……ん……」

 姉は軽くすすり泣きながらも陰嚢を舐め回し続けた。
 その時、不意に携帯電話の着信音が響いた。
 婦人警官がけだるそうにそれを取った。

「はい? どうしたの? ……え? そう、それは随分と日照ってるねえ。出すとこ出さないと仕事に支障きたすわよ……ああ、そこは大丈夫よ」

 彼女はちらっと男自身を舐める双子の婦人警官を見下ろした。

「一つは空いてる。やっぱり、初めての子は一つの穴に集中してもらった方がいいしねえ……なんだったらあんたもどう? こっちには通常の倍、出す穴があるんだしさ」

 
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